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2007.07.20 (Fri)

白い歯に越したことはないですよ

歯は白い方がいいに決まっているけど、歌手じゃないし口元を世間の目にさらすわけではないから、普通は格別気にはしないというのが一般的なのかしら。でも問題は歯の治療跡なんですね。前歯はもちろん、普通に喋るだけで見える歯が汚いと、コミュニケーションも萎縮したりしますから、きれいに越したことはないです。

私は歯では苦労したので、ちょっとそれを書いてみます。昔から虫歯が多くて、子供のころから通っていた歯医者さんに治療してもらっていたのですが、そのうち奥歯が金だらけになったのです。金は保険がきかないから高いですが、長持ちするからと勧められて、結果的に口の中が金だらけになったのです。

でもそれらの金は、いまはすべてありません。金をつめたり被せたりした歯が、ぜんぶ内部から虫歯に食いまくられて、結局すべて治療しなおすハメに……。金歯はすべて無駄になったのです。それでお医者さんが言うには「また金を入れますよ」。オイオイと思いましたよ。長持ちするっていうから金歯にしたのに。金歯は1本3〜4万円ですよ。長持ちってどれぐらいか知りませんが、1年や2年で交換なんて無理ですよね。

でも昔から通っている歯医者さんだし、信用していたので、また金歯を入れたんです。貧乏な私としては、食費をかなり削って歯の治療にかけたんですね。なんと言っても歯がないと物も食べられないわけだし。それで治療に通っているうちに、ある日、担当が別の先生に変わったのです。若い女の先生で、歯医者さんの娘さんということでした。娘さんは審美歯科が専門で、しばらく大学病院に勤務していたそうですが、父親が歯医者だから継ぐことにしたというわけですね。

それで結論的にいうと、この娘さんがトンデモだったのです。虫歯はぜんぶ抜いて差し歯にするというのが娘さんの治療方法なんです。まず私は軽い虫歯をいきなりドリルで壊されました。ガリガリガリってすごい音が脳天に響いて、口の中がジャリジャリになったのです。いきなりですよ。もちろんそんな治療をするなんて聞いていないので文句を言ったら、「壊したものは戻せないから差し歯にするしかない」と平然と答えるのです。

子供の頃から通っている歯医者さんでしたが、さすがにオカシイと思って、父親のお医者さんを呼んでもらって事情を説明したのです。そしたら「まあいろんな治療法があるから」とか何とかゴニャゴニャ言っていて要領を得ない。そのときはさすがに悲しい思いをしましたね。子供の頃から20年もつきあってきたのに最後がこんなんじゃね……。

その後、別の歯医者さんでぜんぶ治してもらいましたけど、いまは相当重い虫歯でも保険治療の範囲内で治せるし、金歯を使う必然性なんてないのです。あと聞いた話では、虫歯をぜんぶ削らないで、わざと残して金を被せるというのは、ヤブ医者がよく使う手らしいです。定期的に虫歯になるように細工しているわけです。長持ちするのはあくまで金であって、金歯ではないというわけ。私が親しくつきあってきたアノ歯医者さん、実はその手法で儲けていたんですね。私はカモだったと。

それから私、ある雑誌の企画で歯医者の特集をやったのですが、審美歯科専門のお医者さんは、金儲け優先で虫歯の治療を軽視している人が多いと感じます。最近はホームページで歯医者さんを探すことも多いと思いますが、虫歯のことをきちんと説明している歯医者さんの方がいいですね。もちろん審美歯科でもよい歯医者さんはいますし、これだけ歯医者が多いのにヤブでやっていけるわけないのですが、確信犯的なヤブ医者は論外としても、単純に技術がないお医者さんは多いと感じますね。

私が取材で知り会った歯医者でも、そういう人かいます。彼が言うには「歯の治療に失敗しても患者は死なないから」とのこと。父親のコネで歯科大に入学して、ろくに勉強もしないでプラモデル作りばっかりやっていて、「それでも歯医者になれちゃうんですよ」とか言ってました。気のいい人間には違いないんだけど、脳天気というやつなんですね。いくら仲良くてもその人に虫歯を見てもらおうとは思わないわ。でもその程度の意識で開業している人がいるのは確かなのです。

よい歯医者さんは、第一に虫歯をきちんと治してくれる歯医者さんです。いまは無痛治療とかいって、痛くないように麻酔を使う治療が流行っていますが(麻酔の注射がすでに痛いんだっつうの)、虫歯が神経まで進んでいると麻酔は効かないんですよ。だから神経に直接麻酔注射をするハメになって、これはどう転んでも気絶するほど痛いですから、あまり無痛なんて期待しない方がいいですね。もちろん無痛治療に関しても、お医者によって技術に差があるわけで、とにかく先ほど話した歯医者の場合、とにかく麻酔を打てばいいんだろって感じですから要注意です。

第二に、よい歯医者さんは「白い歯」についても適切なアドバイスをくれます。むやみに審美系の治療を勧めたりはしませんが、聞けばちゃんと答えてくれます。セラミック素材の白い被せ物は昔からあって、これなら金と違って目立たないわけですが、当然保険はきかないですから、とにかく高価なんですね。私なんか手が出ない価格だったのです。でも最近は技術開発で大幅に安くなった「エンジェルクラウン」があります。いままでは軽く10万円突破していたものが、1本5〜6万円です。

金歯に1本4万円はらっていた私としては、セラミッククラウンが5万円なら安いかなと思いますね。まあまず虫歯を治して、きれいに磨いて、それから考えても遅くはないけど、もし興味があれば「エンジェルクラウン」のサイトもあるので覗いてみてはいかがでしょう。

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